Bigorara, et al 2015
ADHDの子どもたちへのワーキングメモリトレーニングの長期遠隔転移効果:無作為対照試験
Long-term far-transfer effects of working memory training in children with ADHD: a randomized controlled trial.
ADHDの子供たちへの遠隔転移効果に関する研究
研究:
スペイン、Aitana Bigorra、バルセロナの大学病院、ADHDの子供(N=66、7-12歳)、二重盲検プラセボ対照試験、実行機能の異なる30の測定値、盲検において保護者と教師の評価、認知能力の9つの測定基準。聴覚、視空間ワーキングメモリ、注意力、衝動抑制、柔軟性、タスク切り替え、読解力。介入前、介入後1-2週間、6ヶ月後測定・評価。
結果:
ワーキングメモリトレーニングの25セッションの介入を完了すると、トレーニングで行った以外の測定方法において、一般的にワーキングメモリ容量が大幅かつ持続的に増加する。
ワーキングメモリ容量の増加は、行動の開始、モニタリング、学習行動など、実行機能の多くの重要な領域に容易に移行する。
一般に、教師は保護者よりも改善が大きく持続的であると評価。
肯定的な効果は通常、介入直後に検出され、その後 6 か月のフォローアップで大きさと重要性が増し、複雑な行動面の効果が発生するのに時間がかかり、効果が時間の経過とともに消えていくという意見とは反対に、実践するにつれて発達することを示す。
結論:
著者らは、コグメド プログラムを使用したワーキング メモリのトレーニングは、「長期的な遠隔転移効果を達成することにより、ADHD 障害に大きな影響を与えた」と結論。
Bigorra A, Garolera M, Guijarro S, Hervas A (2015) Long-term far-transfer effects of working memory training in children with ADHD: a randomized controlled trial. Eur Child Adolesc Psychiatry.